
もし作業現場でまだ古い電気式オイルヒーターを使用しているなら、その特徴はよくご存じだろう。本体はかさばるラジエーター状になり、外部表面は熱くなり、空気の温まりが遅い。一方で、電力計は回り続ける。
赤外線を利用したコンパクトなデスクトップ型電気ヒーターはその常識を覆す。空気を温めるのではなく、人や物体を直接加熱する。
内部構造について
このデスクトップユニットにはカーボンファイバー製の赤外線発熱体を採用している。加熱が速く、出力が安定しているためだ。スイッチを入れてから数秒で放射熱による即時の暖かさを感じられる。標準の120Vコンセントで動作し、最大出力は1500W。設置面積も小さく、机やテーブルの上に置いても邪魔にならない。
内蔵サーモスタットにより温度を一定に保ち、転倒時には電源を遮断する安全機構を備えている。
用途に適した理由
従来の電気式オイルヒーターと比較すると、赤外線暖房は「感じる暖かさ」に直接働きかける。実際には、赤外線ヒーターはサーモスタット設定を低めにしても同等の快適性が得られる。
通常の一ヶ月使用で比較すると、空気を温めるオイルヒーターに比べて20〜30%程度の電力削減が期待できる。また、設置スペースが少なく、動作音も静かで、暖気が床付近に滞留しにくいという利点もある。
実用的な注意点
赤外線の熱は指向性があるため、ヒーターを直接暖めたい対象に向けて設置する必要がある。赤外線は「見えているもの」を暖めるため、対流式ヒーターのように部屋全体を均一に暖めるわけではない。ユニットの前面を遮らず、作業エリアに向けて設置することが効果的だ。
また、一般的な電気ヒーター同様、専用のコンセントに接続すること。高負荷環境で延長コードと併用することは避けるべきである。